生活支援ロボット

ロボットについては生産現場では既にかなり高度な工業用ロボットが稼働するようになって久しいですが、生活支援という目的でのロボットとなるまだまだ研究途上にあります。


生活支援ロボットとは、家事や食事の補助や、リハビリテーションの補助など、自立介護等を支援するものもそうですし、セキュリティや、コミュニケーション、セラピー、教育、更にはエンターテイメントまでを目的の範囲にする、人間の生活を支え、支援するロボットのことです。


この生活支援ロボットは、生活分野ロボットとも呼ばれ、個人が一般家庭で使用することを想定しています。けっして人間型のロボットだけのことを指しているわけではなく、電動車椅子やロボットテクノロジーベッドなどもそうですし、場合によっては住居や施設全体をロボット機能にしたロボットテクノロジーハウス、や病室等の医療現場や公共施設で使用されることもテーマとなっています。


しかし、ここではやはり人とのコミュニケーションが大変重要になるので、結果として顔や手をつけたような人間型ロボットの開発に重点を向けた研究が多くなっているようです。


コンピュータやIT技術は相当な進歩を遂げているのですが、人間型ロボットという多機能な動きとの連動となると技術力はまだまだ不足しているわけで、プロジェクト活動での取り組みが期待されているところでもあります。